ドライバーは安定して飛ばしたい派? 一発の飛びを求める派? それシャフトで合わせられます
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第6回
今や“雨後のタケノコ”のごとく増えている、ドライバーのカスタムシャフト。これだけバリエーションがある中で、ナニを基準にしてシャフトを選べばいいかよく分からない。しかし、カリスマフィッターの鹿又さんによると、その指標はあなたの中にあるという。
写真/ゴルフサプリ編集部
シャフトにどんな仕事をさせるのか、目的によって選ぶモノは変わります。ポイントは大きく分けて2つ。「振りやすくて、安定するシャフト選び」、それから「上手く打ったときに最高のパフォーマンスが出るシャフト選び」があります。
現代のトレンドとして、ヘッドの慣性モーメントが大きくなったドライバーで、当てやすくて安定させつつ振りやすくすることを求めた結果として、先端剛性が高いシャフトが増えました。先端剛性が高いということは、裏を返すと手元~真ん中が軟らかいシャフトが「安定する」という表現になります。その反面、ヘッドスピードやボール初速を上げようとすると、手元剛性が高くて先が動いたり「カウンターバランス」と言って、バランスがやや手元寄りにあるシャフトに。コレも流行ってます。
この2つは両極端のトレンドになります。冒頭で述べた「上手く打てたときに出力が上がるシャフト」が手元剛性の高いタイプで、「安定させるシャフト」というのが先端剛性の高いタイプになります。