ポケットキャビティのアイアンは、アマチュアにとって最強のツール

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第9回

2024/03/28 ゴルフサプリ編集部



マッスル、キャビティ、ポケットキャビティ、中空――。今どきのアイアンは多種多様で、どのタイプが合うかわからないという人が少なくない。でも、ヘッドの構造によって特徴が分かれているとはカリスマフィッターの鹿又さん。それぞれの強みを解説してもらった。

PGAツアーのプレーヤーたちが使っている「ブレード」(マッスルバック)のアイアンは、見た目がシャープでカッコいいと感じる人も多いでしょう。重心が高めで操作性に長けたヘッドになりやすいので、入射角やHS、スイング軌道に対して、結果が著しく変化するため「球を曲げやすい」とか「タテ距離や球の高さを打ち分けやすい」という長所があります。

一方で、ヘッドをコントロールできない人にとっては、それが「難しい」と感じて短所になるでしょう。

そして、普通の「キャビティ」は「ブレード」よりも、ミスの寛容性が若干高くなるだけ。基本は「ブレード」です。「ブレード」に対してやさしい、というのが「キャビティ」のアイアンになります。