トップやチョロはスイングの始動で左肩を下げて右足側に動かせば直る!
吉本巧が解決してきた「生徒さんによくあるゴルフの悩み」Case.02
若くして単身アメリカに渡り、ジュニア、大学、ミニツアーで腕を磨いたのちにコーチとなった吉本巧。彼がこれまでアマチュアに多く相談されてきたことを披露し、その原因と解決策を教えるシリーズ。お悩みを共有できる人はもちろん、向上心をもってゴルフに取り組むあなたにも役に立つこと間違いなし。第2回はビギナーから中級者に多いトップやチョロ。ドライバーが上手くいったあとにフェアウェイウッドで出る人も多いはず。そんなガッカリ感満載のミスをきれいに解決します!
写真/相田克己
スイングでは腰の動きが大事、腕の振りが大事など、いろいろ言われます。大抵はどれも間違いではないので、自分がイメージしやすかったり、スイングに反映しやすいことを意識すればいいと思います。
私の場合は肩です。腰は動かそうとしても、なかなかイメージ通りに動きません。腕を振るものいいですが、肩が動けば腕全体が動くので一石二鳥。何より常に目視できるところにある肩ので動きを確認しやすい。実際、肩が動いていないことでスイングが中途半端になっているアマチュアの方がすごく多いので、“アマチュアゴルフのニュースタンダードを作るのは肩”くらいに思っています。
さて、今回のテーマはトップやチョロですが、多くの場合、バックスイング時に体が伸び上がり、そのままダウンスイングからインパクトに向かうことで起こっています。例えばドライバーが上手くアッパーブローに打てたあと、2打目のフェアウェイウッドでトップやチョロが出る。それに気づいて打ちに行くと今度はダフり、結局クリーンにヒットできるまで何ホールもかかってしまいます。