キャディバッグの寿命は何年? ベトベトやボロボロ剥がれ…壊れたら交換と考えてるのは危険!

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第101回

2024/03/04 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典



ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

写真提供/篠原嗣典

まだカメラがなかった18世紀や19世紀にもゴルフはプレーされていました。現在のような試合はありませんでしたが、歴史として語り継がれている対戦はたくさんありました。それらは絵画として残されています。その絵画を見ると、当時のゴルフ事情がわかって、面白いのです。その1つが、有名な選手の近くにいるキャディは、剥き出しのクラブを数本、脇に抱えていることです。つまり、当時はトップ選手でもキャディバッグを使う慣習がなかったのです。

歴史を調べてみると、当時からキャディバッグは存在していました。それは一部の貴族がゴルフする際に、ひ弱なキャディがクラブを持って歩くのが大変だろうということで、補助するアイテムとしてのバッグだったのです。トップ選手でも7本ぐらいのクラブでプレーしていましたから、体力があるキャディにはバッグは不要だったのです。