2024新作モデルで話題の“10K”そもそも“スイートエリア”ちゃんと理解してますか?
戸川景の重箱の隅、つつかせていただきます|第43回
スイング、ゴルフギア、ルールなどなど…。ゴルフに関わるすべての事柄の“重箱の隅”をゴルフライター・戸川景が、独自の目線でつつかせていただくコラムです。
Text by Hikaru Togawa
Illustration by リサオ
GOLF TODAY本誌 No.621/74ページより
そこで考えられるのは、ヘッドの上下左右慣性モーメントを高めることだが、今回のピンとテーラーメイドの最新作は、従来の機種の上下と左右を合わせた数値が8000〜9000グラム・cm²からの桁違いの10000台に到達。いずれも「10K」が売り文句になっている。
正直、一般アマに体感できるほどのパフォーマンスの違いが出るかは疑問だが、プロレベルではかなり恩恵があると思う。「スイートエリアは広いほど、一般アマのお助け用じゃないの?」という声が聞こえてきそうだが、私は少し違うと思っている。