女性ゴルファーのプレーが遅いなんて誰が決めた? 最近は洗練されたプレーファストなプレーヤーばかりです

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第102回

2024/03/18 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典



ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

ゴルフコースのランチタイムで、隣のテーブルが若い女性の4人組でした。女性だけの組でプレーするゴルフが、女子会ゴルフです。僕が試打でお世話になっているゴルフコースでは、休日になると少なくとも1組、多いときは3、4組の女子会ゴルフの組が来ています。

令和になって新しいゴルファーが増えて、女性だけの組が増えたと言われていますが、まだまだ珍しいのが現実です。昭和から平成にかけて、女性だけの組は標的にされやすい傾向がありました。プレーが遅いとか、下手同士で迷惑をかけるとか、根拠もないのにイメージだけが一人歩きした結果で、女性ゴルファーからすれば良い迷惑だったのです。