ピッチマーク(ボールマーク)をきれいに直すには? グリーンフォークの正しい使い方教えます

知っていると得するルール&マナー

2024/03/27 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦



グリーン上にできるピッチマーク(ボールマーク)。そのまま放っておくと、後続のプレーヤーに迷惑が掛かるだけでなく、芝が枯れやすくなるのを知っていました? グリーンに乗ったらピッチマークを修復するというのは、ゴルファーの最低限のマナー。今回は、グリーンフォークの正しい使い方を教えましょう。

写真提供/真鍋雅彦

ピッチマーク(ボールマークともいう)というのは、ボールがグリーンに着弾したときにできる跡のこと。グリーンが固いか軟らかいか、また、どれくらいの高さから、どれくらいのスピン量で落ちたかによってもその深さや大きさは変わりますが、ボールの落下地点にできる凹みのことです。

ルール上、「この穴は絶対に修復すべし」とはなっていませんが、ズレた芝を寄せて、地面を平らにするのは、基本的なエチケット&マナー。上級者やプロゴルファーの中には、他のプレーヤーが付けたピッチマークもせっせと直している人がいるくらいです。

そもそも、このピッチマークをなぜ修復したほうがいいかというと、表面が凸凹になったままにしておくと、グリーンに乗ったボールの方向が変わったり、パッティングでの転がりが悪くなったりするからです。また、放置しておくと芝が枯れるだけでなく、元の状態に戻るのに時間が掛かるので、コースそのものの景観も失われます。

キャディー付きのプレーが当たり前だった時代は、キャディーさんがやってくれたこともありましたが、今はセルフプレーが主流。ディボット跡に目土をするのと同じくらい、ピッチマークを直すことは重要なことだと思ってください。
なお修復には、グリーンフォークを使います。食事に使うフォークのような形をしていることからそう呼ばれていますが、最もオーソドックスなのは、歯が2本出ているタイプです。ほとんどのゴルフ場ではマスター室の前に、スコアカードやボールマーカーなどと一緒に置いてあるので、ラウンドの際は必ずポケットに入れて、すぐに取り出せるようにしてスタートしましょう。