ドライバーで飛ばないのはアドレスに問題があるかもしれません!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】

LPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.13

2024/04/09 ゴルフサプリ編集部



やさしくてわかりやすい指導で安定した人気を誇る勝又優美プロが、これまでに多く相談されてきたアマチュアのお悩みを披露。その原因と解決策を教えるシリーズ。今回からは体が硬いと思い込んでいる人、および本当に体が硬いによくあるお悩みを紹介し、その解決策を探る。心あたりがある人はもちろん、あまりない人にも参考になる内容なのでチェックしていただきたい。
写真/相田克己

Aさんはゴルフ歴13年の48歳。80台が出ることもあれば100を叩くこともあるという、いい時と悪い時の差が激しいゴルファーさんです。ショットではスライス系のボールが多く、飛ばないとのこと。いい時は曲がりが少なく悪い時は大きく曲がる。曲がると長いクラブほど大ケガにつながりますが、Aさんもその傾向で、ティショットでOBが出てスコアを崩すタイプと自己分析しておられました。

波がある原因はすぐにわかりました。アドレスが安定していなかったのです。基本的にはアドレス時の前傾が浅く、背中が丸まったり、棒立ち気味になったりと一定してませんでした。いずれの場合も手の位置が体に近すぎるため、体を回すとバックスイングで上体が起きてしまいます。そうなるとさすがに当たらない自覚があるので、クラブを手で上げやすくなってしまいます。