左足体重で構え、左足体重のまま打つ。30ヤードくらいのアプローチはコレでザックリしなくなる!

ゴルフコーチ・吉本舞が即解決! 『初級ゴルファーからの相談が多いゴルフの悩み』 Case:11

2024/04/15 ゴルフトゥデイ 編集部



ボールがグリーンの近くでピンまでは30ヤードくらい。カンタンに打てそうな場面だが、初級ゴルファーにとっては結構難しくて、ボールの手前の地面を叩いてザックリばかり出てしまうことが多い。「アドレスを修正するだけでちゃんと打てるようになりますよ」と吉本舞コーチ。どう修正すればいい?

構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/東京ゴルフスタジオ

アプローチショットでどうしてザックリが出るかというと、バックスイングで右足に体重が乗り、体重が左足に戻り切らないままで打ってしまうからです。

スイング軌道の最下点がボールよりも手前側になるため、ダフって当たるのです。コレを俗にザックリといいますが、ダフった後にフェースの刃がボールに当たって低い角度で勢いよく飛び出すトップや、辛うじてボールの頭をかすって2~3ヤードしかコロがらないチョロが出ることもよくあります。

30ヤードくらいの距離を打つスイングは振り幅が小さいですし、スイングのスピードも速くありません。

そのため手先で当てにいってしまいがちで、とくに初級ゴルファーの方々はインパクトで体重が右足に乗ってカラダの左半身が伸びてしまいやすい点に注意しましょう。

上げたい気持ちが生じるとボールの前で立ったときに目線が高くなり、その体勢のままで構えに入ると右肩下がりのアドレスとなります。

アドレスもインパクトも右足体重だから、結果としてボールをすくい打つようなスイングになってザックリが出てしまうのです。