「ブレード」vs「マレット」、マスターズで強かったパターは? 勝ったのはどっち?
スコッティ・シェフラーはマレット型に持ち替え優勝!
今年も僕たちゴルファーをわくわくさせてくれた「マスターズ」が閉幕。春にやってくるこの高まりともまた一年お別れかと思うと寂しいばかり。緑の祭典の微かな余韻が残る中、パターに注目してみた。
(写真はすべて2024年マスターズ 撮影/大会提供)
優勝候補の最有力として挙げられていたスコッティ・シェフラーの優勝、我らが松山英樹の踏ん張り、LIV GOLF勢の強さ、多くの見どころで楽しませてくれた2024年のマスターズ。
メーカーは違えど、この大会のために用意された緑のキャディバッグの中にはグリーンジャケットを手に入れるためのマスターたちのクラブが詰まっていた。
注目したのはパター。少し前まではマスターズでは「マレットパターでは優勝できない」というジンクスがあったほどで、あの鏡のグリーンを攻略するのはオートマチックを排除した「ブレードパター」が有利といわれる大会で、どんなパターが活躍したのか?
今回優勝したシェフラーは? というと日本では未発売のクランクネックのテーラーメイド「スパイダー ツアーX」。前回の優勝時はシェフラーの実力急浮上の立役者とも言われたスコッティ・キャメロン「ニューポート2 タイムレス」を使っており、長く愛用していたが、昨シーズンの終盤戦にはのちに限定発売されたフェースに樹脂インサートがない「スパイダーX」や次に第ブレイクする削り出しパター筆頭と言われている「オルソン」だったが、優勝パターとなったのはクランクネックの「スパイダー ツアーX」。ブレードからマレットに変更して奏功した。ちなみにクランクネックの「スパイダー」は直営店でカラーカスタムやインサートの種類が選べる「MY SPIDER」で購入することができる。