バックスイングで回すのは肩? それともカラダ? 胸の前にクラブを当てて捻転してみて!
ゴルフコーチ・吉本舞が即解決! 『初級ゴルファーからの相談が多いゴルフの悩み』 Case:12
「バックスイングでカラダを回しましょう」とか「カラダの回転を使って打ちましょう」などとよく聞くけれど、表現がちょっと曖昧でどう回せばいいかがよくわからない。コレも初級ゴルファーに多い悩みだ。「胸の前にクラブを当てて正しい回転運動を覚えましょう」と吉本舞コーチ。早速やってみよう。
構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/東京ゴルフスタジオ
カラダを一緒懸命に回そうとしてバックスイングで上体が右に流れる。クラブを手で上げようとしてカラダが伸び上がる。
この2つがカラダをどう回せばいいかがわからないという初級ゴルファーは陥りやすいパターンです。
実をいえば、「カラダの回転はとてもシンプルな動き」です。難しく考えれば考えるほど、どう動かせばいいかわからなくなるのがカラダの回転なのです。
最初に直立の姿勢になり、クラブを胸の前に当ててください。その体勢のままで胸を右に90度回しましょう。
このときに上体が右に流れないように注意。カラダの軸を真っすぐにキープして回すようにすることです。
そして今度は胸を左に180度回しましょう。こんな具合に胸を左右に回すイメージがカラダの回転の基本の動きとなります。
肩の回転に連動して腰も自然に回りますし、肩を右に回せば重心が右足に、左に回せば重心は左足に多く乗ってくることも体感できます。
全然難しくないでしょう。カラダの回転ってこのくらいシンプルですし、誰にでもできる動作なのです。