アイアンのロフトは寝かせたほうが飛ぶ場合がある!? 弾道や攻め方から考えるアイアン選び
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第12回
アイアンショットがグリーンを捉えてパーオンすることは、ドライバーが飛ぶことよりも気持ちいい、という人も多いだろう。そのためにはどういうアイアンを選べばいいのか、人によっては飛び系アイアンもゼンゼン有りだと、カリスマフィッターの鹿又さんは言う。
知人のアベレージゴルファーに「ちょいアスリート向けのキャビティアイアンを使っていて、7Iのロフトが32度。それだと球の高さが少し足りないと感じているけれど、シャフトで解決したほうがいいのか? “やさしい”と言われるアイアンに替えるほうがいいのか?」と悩みを明かされました。こういうとき、7I=32度のアイアンで打つ球が適正弾道かどうかの判断をしなければいけません。
というのは、もしかしたらロフトを寝かせたほうが飛ぶかもしれないからです。ロフト32度で打ち出しの高さが足りてない人が一番カンタンに球を上げるには、ロフトを寝かせること。そうして打ち出しが上がると最高到達点が高くなるから、キャリーが伸びて結果的に飛ぶ可能性があるんです。