ウェッジを3本から2本にしたら90切れなくなった!? 間違いだらけのウェッジセッティング
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第14回
アプローチで悩むアベレージゴルファーが、ウェッジのフォーメーションについてカリスマフィッター・鹿又さんのところへ相談に来たという。ウェッジはどういう並びにしたらいい? ウェッジを増やすとどんなメリットがある? そんな疑問に答えてくれた。
写真/ゴルフサプリ編集部
知り合いのアベレージゴルファーから、ウェッジのセッティングについてこういう相談を持ちかけられました。
「前まではPW(45度)から下は、48度→54度→58度と並べてました。そのときは100ヤード以内のアプローチで、ピンに近づく確率が今より高かった気がします。でも今は、PW(45度)の下を50度→56度にしました。そのほうが迷わなくてシンプルになると思って。そうしたら極端に、100ヤード以内でグリーンに乗る確率やピンに寄る確率が下がっちゃったんです。これってどういうことですか?」
結論から言うと“下”のクラブを減らすと、そういうことになります。
ウェッジのロフトが多くあれば“飛距離の階段”ができるし“球の高さが違うクラブ”がたくさんできることに。「コロがしたいな」と思ったらロフトが立ったウェッジで打てばいいし、「球を上げたいな」と思ったらロフトが寝たウェッジに持ち替えればいい。ゴルフがシンプルになりますね。
ウェッジの本数を減らすということは、そういうことを自分で打ち分けなきゃいけなくなるからミスが出やすくなるんです。