ウェッジのシャフト、重すぎるかも? 正しいウェッジ選びを教えます

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第18回

2024/05/30 ゴルフサプリ編集部



世界のトッププレーヤーが使うクラブを見ると、ちょっと意外なことがある。アイアンよりもウェッジのシャフトを軟らかくしている選手がいること。カリスマフィッターの鹿又さんが、ウェッジのシャフト選びについて持論を述べる。
写真/ゴルフサプリ編集部

昨今はウェッジのシャフトについて、ちょっと難しく考えている人が多いのではないでしょうか。というのも、今はウェッジ専用のシャフトがあったり、プロがアイアンとは違うフレックスにしていることがよく記事にされるので、そうした方がいいと思っている人が少なくありません。あくまでも基本は、ウェッジもアイアンと同じシャフトで流していくこと。それがベースにあります。

今やウェッジはPWの下に3本入れるセッティングが多くなっているので、フルショットをメインで使うモノ、コントロールショットをメインで使うモノなど、番手(ロフト)によって用途や出番が違うでしょう。だとしたら「コントロールショットをするから重い方がいい」とか「球を拾いやすくするために、シャフトを少し軟らかくしよう」とか「球を飛ばしたくないから、クラブを短くしてバランスを軽くする」というように、自分がやりたいことがあって、それに対するアレンジです。その順番を間違えないようにしましょう。なので「ウェッジ=重い」というのは“絶対”ではありません。