「アース・モンダミンカップ」は、なぜ史上4度目の月曜決着となったのか?
日曜日、午前7時から前日サスペンデッドとなった第3ラウンド(R)の残りと最終Rを行う予定だっが強い雨によるコースコンディション不良で遅延……(写真/森伊知郎)
国内女子ツアーの「アース・モンダミンカップ」は小祝さくらが今季2勝目を挙げた。
関東地方の梅雨入りと重なった大会は連日の中断、サスペンデッドでツアー史上4度目の月曜日決着となった。ホール数短縮やセカンドカットなどをせず、予備日を使ったのはなぜなのか。
日本女子ツアーで最終日が月曜日となったのは2021年の「日本女子オープン」以来のこと。その前は、コロナでの中断から初の開催となった2020年の「アース・モンダミンカップで、1997年の「日本女子オープン」が初の適用で、今回は1988年のツアー制施行後4回目となります。
日本女子ツアーで月曜日が「予備日」として設定されているのは4つのメジャーと「アース・モンダミン」「フジサンケイレディス」「伊藤園レディス」の3大会です。
ちなみに大会が成立するために必要なのは正規のホール数の半分(4日間=36ホール、3日間=27ホール)なので、よほどのことがない限り「短縮」などの措置をとれば大会は成立することになります。
実際に「競技不成立」となったのは、天候が理由だと2018年に下部のステップアップ・ツアーで2度あっただけ(ツアー制施行前に2度あり) 。
天候以外の理由では、大会初日に「東日本大震災」が発生した2011年の「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」のみです。