突然のチーピンには右ワキにヘッドカバーを挟んだ素振りが効く!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.27
チーピン……これが出るとスコアメイクはかなり厳しくなる。次のホールでも「また出たらどうしよう」という不安を抱えたままティショットをしがち。結果、普段はしないようなミスをする。というわけで、今回はチーピンの直し方、教えてもらった。
今回のテーマはドライバーのチーピン。ラウンドレッスンで実際に遭遇したKさんの例を紹介します。Kさんは46歳の男性でキャリア7年目。平均スコアは90台の典型的なアベレージゴルファーです。ドライバーの球筋はスライスからフェードですが、この日はスタートホールからスライス系の右への曲がりが大きなティショットが続いていました。こうして迎えた5ホール目のパー5でいきなりチーピンが出たのです。
チーピンはボールが大きく左へ曲がるミスショットの総称ですが、Kさんの場合は、左に打ち出された球がいきなり大きく左へ曲がる弾道で、左サイドの林に打ち込んでOBになってしまいました。
実を言うとKさんにはチーピンの兆候がありました。スタートからスライスだったため、自分でボールをつかまえにいっていたのです。未然に防げなかったのは、私の反省すべき点ですが、それまでは何となくタイミングが合っていたので大ケガにはならなかった。パー5で飛ばそうと力んだところで噴出した感じでした。