今季メジャー2勝目!! ザンダー・シャウフェレの”安全に飛ばせる”合理的スイングを解説!
5月の『全米プロゴルフ選手権』に続いて『全英オープン』でも優勝!
写真/GettyImages、相田克己(ZOZO Championship 2023)
先週末に行われた今季のメジャー最終戦『全英オープン』は、2位から出たザンダー・シャウフェレが6バーディ、ノーボギーの「65」でまわり、通算9アンダーで優勝しました。
シャウフェレは5月に行われた『全米プロゴルフ選手権』につづき、メジャー2勝目を挙げました。
米ツアー通算9勝、現時点で世界ランク3位につけているシャウフェレのスイングは、ムダな動きが一切なく、とても洗練されていると感じます。特に手や腕の動きを比較的セーブし、下半身主導でカラダを回転させて振っていくところは、ショットが左右に散ってしまい、なかなかスコアをまとめられないと悩むアマチュアはぜひ参考にしてほしいと思います。
手や腕を積極的に使ってスイングしても何も問題ありませんが、このタイプは一般的にフェースの開閉量が大きくなるため、インパクトのタイミングが少しでもズレると、ボールが曲がりやすい傾向があります。
シャウフェレはスイング中にフェースをスクエア〜シャットに使い、フェースの開閉量を小さくしています。こうすると、ミスヒットしてもボールの曲がりが少なくなるため、大怪我になる心配がありません。またシャウフェレはスイングアークを大きくすることでヘッドスピードをアップし、飛距離を稼いでいます。
方向性を安定させたいけど、飛距離は落としたくない…と思っているアマチュアは、シャウフェレのようなカラダの使い方、そしてフェースの使い方を参考にしてみては、と思います。