FWのハーフトップやチョロはカット目に振れば消滅!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.29
ドライバーはナイスショット、そのスイングイメージのままフェアウェイウッドを振ると必ずといっていいほどミスをする。どうしてそうなってしまうのか……。今回はFWをミスしないためのポイントを解説します。
Bさんはゴルフ歴7年の40歳。キャリア3年で100切りを達成し、コンスタントに90台でラウンドするようになりました。その後も2度80台が出ましたが、ご本人曰く「完全に伸び悩んでます」ということ。詳しくうかがうと、ジェネラルエリアでのロングショットが大の苦手で、特にフェアウェイウッド(以下FW)でハーフトップやチョロが出るとのことでした。
心当たりがある方も多いと思いますが、これはアベレージゴルファーによくあるパターン。ドライバーでナイスショットしたあとに、フェアウェイの絶好なライからハーフトップやチョロが出てしまう。
ドライバーはアッパー軌道でボールをとらえます。いいショットが打てるとそのイメージが残り、FWでもボールを上げにいくようなスイングになりがちです。当然、ボールはティアップされていませんから頭を叩くことになりハーフトップやチョロになるわけです。
BさんのFWもこうなっていました。スイング軌道はインサイドアウト。アドレスからトップまではいい感じで動けていましたが、ダウンスイングで体が右に倒れてクラブが下から入っていました。そのため最下点がボールの手前になってソールが地面にワンタッチ。ヘッドの上昇過程でボールに当たるのでトップ、ひどいとソールに当たってチョロになっていたのです。