アイアンショットが安定しない! 原因はスイング中に「腹圧」が抜けてしまっているからかも!
連載 ゴルフお悩みレッスン「われらアマチュアお助け隊」【第76回】

巷で人気の個性豊かなティーチングプロが、ワンポイントに絞ったレッスンで、アマチュア読者のお悩み解決に挑む!
ゴルフトゥデイ本誌637号/104~107ページより
協力/エースゴルフクラブ赤坂 取材/平山 讓 撮影/相田克己
アイアンの出球が安定せずに様々なミスが多発します
今月のアマチュア、福岡佐和さんのお悩み

福岡さんのお悩みは…
アイアンで打つたびに違ったミスが出て困っています。ジャストミートはときどき……。どうしたら安定してしっかり球をとらえられますか?
ゴルフ歴 | 4年 |
---|---|
スポーツ歴 | ダンス |
平均スコア | 100 |
ドライバーの飛距離 | 180ヤード |
好きなクラブ | ウェッジ |
好きなプロ | 小祝さくら |

今月のお助け隊員/髙久あずさ
本部さんのお悩みワンポイントに絞って解決しましょう!
福岡佐和さん
よろしくお願いします!
福岡さんのアイアンショットを見てみましょう!

アドレスからテークバックの初動に関しては美しいです!トップからダウンにかけてミート率アップのため改善しましょう。
主な原因はココだ!!

お腹周りの力が抜けて上体が軸から外れて反るようなカタチのトップになってしまい、ダウンスイングでは手首やヒジの動きが過剰になって縮こまりスイングアークが小さくなっていた!
手首やヒジを使いすぎてアークが小さくなっている!

トップで上体が軸から外れて反ってしまっている!

ワンポイントレッスン
脚の間にボールを挟みテークバックからフォローまでスイングしてみましょう!

強制的に内転筋に力が入ることによってお腹周りの力も抜けずに軸を保てます!
ここをチェック!

【内転筋が緩むとボールが落ちる! 】
(写真左)アドレスからテークバックまでボールを挟んでいても……(写真右)途中で内転筋やお腹周りの力が抜けるとボールは落ちてしまう!

【縮こまっていたアークが大きくなる!】
(写真左)お腹周りの力が抜けて縮こまっていたダウンスイングが(写真右)手首やヒジを余計に使わない大きなスイングアークに!
カンタンな練習の繰り返しでミスを減らしましょう!

【シューズ脱ぎ素振りドリル】
体の重心がどこにあるかを感じることは、正確かつ安定したショットのために重要です。シューズを脱いで素振りをします。足の裏の感覚は非常に敏感。テークバックでは右重心、フォロースルーでは左重心を、足の裏でしっかりと感じてみましょう!
お悩み解決!

Before
上体が反って縮こまっていた小さなアークが
After
軸が保てた大きなアークのダウンスイングに!
今回のお助け隊員

髙久あずさ
【「髙久三姉妹」の長女
プロツアーに帯同の実戦派】
東北福祉大学出身でゴルフ部主将を務めた。2023年に LPGA ティーチングプロA級ライセンスを取得。ゴルファー姉妹「髙久三姉妹」の長女。現在はエースゴルフクラブ赤坂・千葉にてアマチュアゴルファーを指導しながら、三女みなみのツアーにも帯同。基礎を大切にしつつも理論的で実戦で役立つ指導で人気。