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傾斜からの正しい打ち方。ボール位置・グリップ位置・アドレス・スイング【完全ガイド】

吉本巧のゴルフギア教室 第61回

2025/04/05 ゴルフサプリ編集部

ゴルフコースには練習場のように真っ平らなライはなく、多かれ少なかれ傾斜があります。気にならない程度の傾きなら普通に打てますが、明らかな傾斜になると、たちまち不安になって当たらない、なんて人も多いでしょう。そこで、傾斜からの打ち方をわかりやすくまとめました。

傾斜からうまく打てないのはいきなりスイングを変えるから

ラウンドで遭遇する傾斜は大きく分けて、ツマ先上がり、ツマ先下がり、左足上がり、左足下がりの4つ。これらが複合した傾斜もありますが、ひとまずここでは4つの傾斜に対する考え方と打ち方についてお話します。

全ての傾斜について言えるのは、ノーマルスイングとの違いを極力少なくすることです。ノーマルスイングとは、みなさんが練習場でやっているような普通のフルショットのこと。そこから変わる部分が多いほど、普段練習しているショットからかけ離れて当たりづらくなるからです。

傾斜から打つにあたって変えるポイントは以下の4つです。

1 ボール位置
2 グリップを握る場所
3 アドレス
4 スイング


とはいえ、毎回4つ全部を変えるわけではなく、ノーマルショットと変わらないところもあります。また、変える部分は傾斜が強いほど多くなります。例えば緩やかな傾斜だったら1だけ。ちょっと不安だったら1と2、急傾斜なら3、4までといった具合です。

急傾斜ではノーマルショットと違ったスイングになりますが、それはあくまで結果です。1〜3の順にセットアップを変え、そこまでで完成したアドレスで打つとスイングが変わるということ。傾斜から打つ時に、いきなり「フラットに振る」、「アップライトに振る」などとやる人がいますが、実はこれがミスのもと。3までが変わればスイングは勝手に変わるのです。イメージ的にはスイングが変わるのは急傾斜で、そこまで急でなければノーマルスイングで対応できるということになります。

4つの傾斜について順に見ていきましょう!

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