銅メダル獲得の快挙達成!松山英樹のブレない『軸・不動スイング』を解説
パリ五輪・男子ゴルフ競技で見事に銅メダルを獲得した松山英樹のスイングを解説します。
写真/相田克己 写真提供 / INTERNATIONAL GOLF FEDERATION
パリオリンピックの男子ゴルフは、松山英樹選手が銅メダルを獲得しました。日本の男子では初となるメダル獲得。さすがメジャーチャンピオン、と言わざるを得ない快挙でしょう。
松山選手のスイングはすべてがアマチュアゴルファーのお手本であり、参考にすべきところが満載といえます。そのため「ここを、ぜひ!」というようにポイントをひとつに絞ることが難しいのですが、敢えていうならばスイング中、軸を微動だにしないところでしょう。
頭、体幹、下半身と、どこを見ても、常にどっしりと安定しています。そのうえで、カラダを十分に捻ったり、下半身を確実に先行させて切り返したりと、柔と剛を併せもった打ち方といえます。
ハンデキャップやゴルフ歴にかかわらず、トッププレーヤーである松山選手のようにカラダを使うことは難しいものですが、せめて、頭や背骨など、スイング軸を動かさないで打つ意識はしっかりともってほしいと思います。
よいショットを打つための要素は多々ありますが、なかでも前記した「頭」を不動にすることはとても重要で、これがきちんとできているとボールコンタクトが非常によくなります。ボールとフェースがうまく当たらない、トップやダフりなどが多い…こんな悩みのある人は、松山選手を参考にして、不要なカラダの動きをなくすようにしましょう。