キレイなドライバースイングは「左足片足立ちドリル」でマスターできます!

ゴルフコーチ・兼濱開人がわかりやすくレッスン|初心者だってできる『キレイなドライバースイング』のマスター法! VOL12

2024/08/18 ゴルフサプリ編集部



兼濱開人コーチがレクチャーする『キレイなドライバースイング』の作り方シリーズ。第12回の最終回はアマチュアに多いスライスを解消し、キレイなスイングで真っすぐ飛ばせるようになるカンタン練習法を紹介。スランプに陥ったときも大きく役立つというから、さっそく実践しよう。

構成/三代 崇 写真/圓岡紀夫 協力/新武蔵丘ゴルフコース

キレイなドライバースイングで真っすぐ飛ばしたい! だけどボールはターゲットから大きく右にそれてしまう。そんな悩みを訴えるゴルファーの方がとても多いです。

ボールが右に飛んでしまうと、「スライスが出た」と思いますよね。スライスとはボールに右回転がかかって右に曲がってしまう球筋ですが、今はスライスよりも右プッシュが出やすくなっていることをご存じですか?

昔はクラブヘッドが小ぶりのパーシモンのドライバーで、ボールを上からヒットすることでスピン量を増やしてキャリーを伸ばす打ち方がいいと考えられていたと聞きます。

そのためアウトサイドインのカット軌道でとらえやすく、ターゲットよりも左方向に飛び出して、途中から右に戻ってくるスライスが大半でした。

パーシモンヘッドからメタルヘッドへと素材が替わってもヘッド体積はほぼ一緒ですからカット軌道のスライスが出やすい点では一緒です。

そこから十数年を経て、チタン素材の大型ヘッドと長尺のドライバーへと道具が進化し、発生しやすい球筋も変化してきました。

今どきのドライバーはクラブヘッドが460ccもあり、重心距離が長くて重心深度も深くなっています。

反発力が高まっているからボールの直進性はアップしたとはいえ、バックスイングでフェースが開いてしまうとインパクトでフェースがスクエアに戻りにくい性質を持っているということです。

しかもシャフトがこれだけ長くなると振り遅れやすく、フェースが開いて当たりやすい。結果的に最初から右に飛び出してそのまま真っすぐ飛んでいくか、右に出てさらに右に曲がってしまうかのどちらかの球が出やすいのです。

中には左に出て途中から右に曲がるスライスが出る方もいますが、大多数は振り遅れによるプッシュ系のミスが出てしまっているのです。