パターのグリップが先太だと何が良い?「リバーステーパーグリップ」の効果を解説

オグさんがお答えします!

2024/08/12 ゴルフサプリ編集部 小倉勇人



ゴルフプライドの「リバーステーパー」という”先太”のグリップが話題となっている。でも、先が太いとストロークにどんな効果があるのだろう。クラブフィッターでクラフトマンの小倉勇人氏(おぐさん)に解説してもらった。
写真/ゴルフサプリ編集部

皆さんこんにちは。おぐさんです。今回は、ちょっとマニアックですが、パターのグリップについてです。パターのグリップは、他のクラブのグリップと違い、様々な形状がルールで許されています。ショットするクラブのグリップは基本的に円形状でなければならないのですが、パターのグリップは角があってもOKですし、長尺に採用されるツーピース、つまり2つのグリップを離して装着してもOKです。そんなパターグリップの中で、ちょっとした話題になっているのがリバーステーパー構造のグリップ。通常のグリップは、グリップエンドからヘッド側に向かって先細り、つまりテーパーになっているものが多いのですが、リバーステーパー構造は、文字通り、ヘッド側に向かって太くなっています。

一般的なグリップがテーパーになっている理由は、グリップを握った時に、動く量が大きいほうの手、右打ちの場合では、順手で握った時の右手にあたるヘッドに近い下側の手をより動かしやすくするためです。これはショットするグリップも同じで一般的なグリップにはみなテーパーがついています。なぜリバーステーパーが話題になっているのかをちょっと考えてみました。