河本結の腕の振りとカラダの回転が 見事にシンクロしたドライバースイング連続解説
「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で5年ぶりとなるツアー2勝目を挙げた河本結のドライバー連続写真を解説!
先週末に行われた国内女子ツアー『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』は、首位から出た河本結選手が通算11アンダーで逃げ切って優勝。2019年の『アクサレディス』以来のツアー通算2勝目を挙げました。
河本選手は腕の振りとカラダの回転をバランスよく使ってスイングするプレーヤーといえるでしょう。腕ばかり振ったり、カラダばかり回したりすることなく、どちらもよい意味で“ほどほど”に使っているため、非常に整ったスイングだと感じます。
腕主体にしろ、カラダ主体にしろ、ゴルフスイングは一方が過度に動いてしまうとバランスが崩れてしまい、スイング軌道やフェース面に狂いが生じることに…。一般的にハイハンデのアマチュアゴルファーは、腕もしくはカラダがゴルフスイングにおける許容範囲をこえて動いてしまう傾向があり、そのせいでショットが不安定になってしまいます。
安定したショットを身につけるうえで、練習を積むことは当たり前ですが、単にたくさんのボールを打つだけではバランスのよいスイングはなかなか身につきません。河本選手のように腕を振る動きとカラダを回転させる動きを常に整えるように意識して、練習することが望ましいと思います。
整えるためにはショートスイングやハーフスイングでボールを打つドリルを行ったり、両わきにタオルを挟んで打つドリルを行ったりすることをおすすめします。どちらのドリルも地味な練習なので飽きてしまったり、長続きしないものですが、そこを少しがまんすることでバランスのよいスイングに近づけるでしょう。