緩やかな下りの180ヤード。実はミスしやすいゴルフの事故多発地帯!
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
左足下がりは、つま先下がりと並んでアマチュアゴルファーにとって難しい傾斜です。みなさんは、左足下がりの傾斜から上手くショットを打てていますか?左足下がりの傾斜でなぜミスが出るのか、どのようにショットを打てば成功確率を高められるのかを説明させていただきます。
先日のラウンド中に、90切りを目指しているゴルフ友達からこんなことを聞かれました。「さっきのミドルホールのセカンドショットなんだけど、フェアウェイからピンまで残り180ヤード。ちょっとだけ左足下がりだけど、いけるかなと思って、7Wで打ったら、ボールの頭をたたいてしまった・・・。何が悪かったのかな?」
私は「左足下がりは、つま先下がりとともにショットを上手く打つのが難しい傾斜だよ。しかも、緩やかな下りとはいえ、残り180ヤードだから難易度はかなり高い。さすがに、ボールの頭をたたいてしまったのはやってはいけないミスだけど、グリーンに乗らなくてもしょうがないと思うよ」と答えました。
左足下がりの傾斜では、ボールよりも手前側の地面の方が高くなるため、クラブのヘッドを入れられる角度が狭くなります。インサイドから入れようとするとダフリやすくなりますし、ボールを上げようとする意識が強すぎるとスイング中に体起き上がってしまうとヘッドがボールに届かず頭をたたいてしまったり、トップしてしまいます。傾斜の特性上アドレスすると右ヒザが前に出やすく、スイングプレーンがアウトサイドインになりやすいため、スライスしやすくなります。左足下がりの傾斜が強ければ強いほどアマチュアゴルファーにとってはミスショットをする確率が高まる困ったライです。
今回のように左足下がりで残り180ヤードなら、比較的フラットな残り200ヤードの方が難易度は低いと思います。多少距離が残ってもフラットなライからセカンドショットが打てるなら、ティーショットをフラットなライで止めるように刻むことも、マネジメントの観点からは選択肢になります。