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緩やかな下りの180ヤード。実はミスしやすいゴルフの事故多発地帯!

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2024/08/27 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

緩やかな下りの180ヤード。実はミスをしやすいライだって知ってた?

左足下がりは、つま先下がりと並んでアマチュアゴルファーにとって難しい傾斜です。みなさんは、左足下がりの傾斜から上手くショットを打てていますか?左足下がりの傾斜でなぜミスが出るのか、どのようにショットを打てば成功確率を高められるのかを説明させていただきます。

実は「緩やかな下りの180ヤード」は難易度が高い!

先日のラウンド中に、90切りを目指しているゴルフ友達からこんなことを聞かれました。「さっきのミドルホールのセカンドショットなんだけど、フェアウェイからピンまで残り180ヤード。ちょっとだけ左足下がりだけど、いけるかなと思って、7Wで打ったら、ボールの頭をたたいてしまった・・・。何が悪かったのかな?」

私は「左足下がりは、つま先下がりとともにショットを上手く打つのが難しい傾斜だよ。しかも、緩やかな下りとはいえ、残り180ヤードだから難易度はかなり高い。さすがに、ボールの頭をたたいてしまったのはやってはいけないミスだけど、グリーンに乗らなくてもしょうがないと思うよ」と答えました。

左足下がりの傾斜では、ボールよりも手前側の地面の方が高くなるため、クラブのヘッドを入れられる角度が狭くなります。インサイドから入れようとするとダフリやすくなりますし、ボールを上げようとする意識が強すぎるとスイング中に体起き上がってしまうとヘッドがボールに届かず頭をたたいてしまったり、トップしてしまいます。傾斜の特性上アドレスすると右ヒザが前に出やすく、スイングプレーンがアウトサイドインになりやすいため、スライスしやすくなります。左足下がりの傾斜が強ければ強いほどアマチュアゴルファーにとってはミスショットをする確率が高まる困ったライです。

今回のように左足下がりで残り180ヤードなら、比較的フラットな残り200ヤードの方が難易度は低いと思います。多少距離が残ってもフラットなライからセカンドショットが打てるなら、ティーショットをフラットなライで止めるように刻むことも、マネジメントの観点からは選択肢になります。

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左足下がりの打ち方には大きくわけて、2つあります。アドレスを斜面なりに構える方法と、平らな地面と同様に構える方法です。どちらが良いかは人によりますので、左足下がりの傾斜から両方試してみて、打ちやすい方を選択すれば良いと思います。私は斜面なりに構える方法を使っていますので、今回はそちらをベースに説明させていただきます。

【マネジメント】
左足下がりの傾斜からのショットは難易度が高いので、マネジメントが一段と重要になります。グリーンオンできなくても当たり前、グリーン周りのアプローチをしやすい場所に運べればOKという気持ちでショットしましょう。傾斜が強い場合には無理をして距離を稼ぐよりは、3打目が打ちやすい場所にボールを運ぶことを優先します。難しいシチュエーションからチャレンジするよりは3打目勝負と割り切った方がスコアを守りやすいです。

【クラブ選択】
左足下がりで傾斜なりにアドレスするとロフトがいつもより立ってしまいます。残り180ヤードを7Wで打っている方であれば、1番手下のクラブで打った方が良いと思います。

【アドレス】
アドレスを斜面なりに構えるには、肩と腰のラインが傾斜と平行になるようにします。アドレスの向きはスライスが出ることを想定して、ターゲットよりも左目に設定します。傾斜の特性上右ヒザが前に出やすくなりますので、右足を少し後ろに引き、クローズスタンスで構えます。ボールの位置は

【ショット】
傾斜の特性上ボールを上げるのは難しいので、低いライナーのフェードを打つイメージでショットをします。バランスを崩しやすいのでフルショットよりは、クラブを短く持ちつつスリークォーターで打った方が良い結果につながりやすいと思います。

そもそもアマチュアゴルファーが傾斜からのショットを練習できる環境は限られています。また、同じ左足下がりでも全く同じ傾斜はありませんし、場合によってはつま先下がりが加わって、最高難度の傾斜に遭遇するかもしれません。基本的な打ち方を覚えて、ラウンドで試行錯誤を重ねることで、難易度の高い左足下がりの傾斜からの成功確率を高めることができると思います。失敗してもあまり気にせず、チャレンジを続けましょう!

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

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プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。