13歳の須藤弥勒が「ニトリレディス」でツアーデビュー。ところで出場資格の「主催者推薦」の基準とは?
2日目は70台でラウンド。これからもツアーで戦う姿が見られるかもしれない。(写真は2024年ニトリレディス 撮影/Getty Images)
「ニトリレディス」で中学1年生のアマチュア須藤弥勒(すとう・みろく)がツアーデビュー。残念ながら85、78の通算19オーバーは出場118選手の最下位だった。6日に13歳となり、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)に「臨時アマチュア登録」をすることが可能になったことで「主催者推薦」で出場した。意外なほどに“ハードル”が低いこの制度の詳細とは。
JLPGAのトーナメントにアマチュアが出場するためには「臨時アマチュア登録」が必要です。
その条件は「初日時点で満13歳以上」「原則としてUSGA JGA/HDCP Index10.0以下」の二つです。
「ハンデ10」は、70台も出るけど85ぐらい打つこともある、というイメージでしょうか。
思いのほか“ハードル”が低くて驚いたかもしれません。
これには「開催地のジュニアなどに出場機会を与えるため」という、高校生の出場が珍しくない女子ツアーならではの理由があります。基準を厳しくしすぎてチャンスを奪うことのないように、との考え方です。
そして「主催者推薦」とは、トーナメントの主催者(今大会は株式会社ニトリ)がJLPGAに選手を推薦して出場できること。いわゆる「マンデー」を通過しての出場もこれにあたります。
この制度で出られるのはシーズンで8回までで、「枠」は総出場人数が108人なら18人。120人だと20人です。