ザックリの原因はだいたいコレ!「肩と足はオープンでテークバックはスタンスなり」【勝又優美・アマチュアの悩み解決】

JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.33

2024/08/27 ゴルフサプリ編集部



アプローチ

アプローチの際、どんなライでもスタンスをオープンにする人を見かける。そして、だいたいそういう人に限って“ザックリ”してたりする。これ実は、そのアドレスに原因があるのだった。
写真/ゴルフサプリ編集部

今回はゴルフ歴8年の40歳、Wさんの例を紹介します。100は切れているWさんですが、コンスタントに90台とはいかず、しばしばダボペースになってしまうということ。「パー4では2打、パー5では3打で何とかグリーン周りに運べるようになったと思うんですが、アプローチにムラがあって、そこから3打も4打もかかっちゃうんです」とWさん。

よく出るミスはザックリ。それを皮切りに、次はトップして大オーバー、ひどいとザックリを繰り返すこともあるとおっしゃっていました。そこでレッスンした機会にアプローチを拝見したところ原因がわかりました。アプローチの際、Wさんはアドレスで、かなりオープンに立ちます。これはWさんに限らず、アマチュアの方の多くの方がやっていると思いますが、実はこれがザックリを誘発することがよくあります。

Wさんのアドレスは両足のラインも肩のラインも45度くらいオープンになっていました。正面から見ると体全体が左を向き、それに伴ってボール位置もかなり右寄り。右くるぶしの前あたりにきて、右肩が高いアドレスになっていました。そこからスタンスなりにクラブを上げていたため、アウトサイドからクラブが入り、なおかつインパクトではヘッドがかぶります。おまけにWさん自身もカットに入れようとしていたのでザックリにしかならなかったのです。