オープンに立ちすぎるとヘッドが鋭角に入ってザックリしやすい

今回はゴルフ歴8年の40歳、Wさんの例を紹介します。100は切れているWさんですが、コンスタントに90台とはいかず、しばしばダボペースになってしまうということ。「パー4では2打、パー5では3打で何とかグリーン周りに運べるようになったと思うんですが、アプローチにムラがあって、そこから3打も4打もかかっちゃうんです」とWさん。

よく出るミスはザックリ。それを皮切りに、次はトップして大オーバー、ひどいとザックリを繰り返すこともあるとおっしゃっていました。そこでレッスンした機会にアプローチを拝見したところ原因がわかりました。アプローチの際、Wさんはアドレスで、かなりオープンに立ちます。これはWさんに限らず、アマチュアの方の多くの方がやっていると思いますが、実はこれがザックリを誘発することがよくあります。

Wさんのアドレスは両足のラインも肩のラインも45度くらいオープンになっていました。正面から見ると体全体が左を向き、それに伴ってボール位置もかなり右寄り。右くるぶしの前あたりにきて、右肩が高いアドレスになっていました。そこからスタンスなりにクラブを上げていたため、アウトサイドからクラブが入り、なおかつインパクトではヘッドがかぶります。おまけにWさん自身もカットに入れようとしていたのでザックリにしかならなかったのです。

最も簡単に直せる方法はスクエアに立つことです。足、腰、肩のラインをオールスクエアにして胸を回せば、テークバックでクラブがアウトに上がらず、インサイドにしか上がらないからです。そこからインパクトに向かえばザックリはしません。ザックリはヘッドが鋭角的に入ることで起こりますから、そうなるのを防げばいいわけです

アプローチでオープンに立つのは悪いことではありません。過ぎたるは及ばざるが如しで、要は程度の問題。ずっとオープンスタンスでアプローチしていた人は多少窮屈に感じるかもしれませんが、ストローク軌道がイン・トゥ・インになることでニュートラルに戻ります。これでザックリが出なくなったら、徐々に構えをオープンにしていくといいと思います。

勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。


JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」

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