失敗しないパター選びのコツは「パターのクセ」を見つけること

石井良介のゴルフ・すべらない話:第40回

2024/09/04 ゴルフサプリ編集部



自分に適したパターを選ぶのはけっこう難しい。だが、グリップの握り方を変えるだけで、そんなことはなくなりそうだ。今回は、パターのクセがわかるグリップの握り方について、石井良介が語ります。
写真/ゴルフサプリ編集部

前回はラフから打つ時など、状況に合わせてグリップを強めに握ると話しましたが、今回はその逆で、絶対強く握らないクラブの話をします。そのクラブはパターです。

特にパターを選ぶ時には軟らかく持つことが絶対必要。選ぶに際して、僕はクラブがどの方向に動きたがるのかを感じたいのですが強く持つとそれができない。軟らかく持つことで、フェースが開きたい、閉じたい、ヘッドが右に行きたい左に行きたいといった、パターのクセというか個性のようなものがつぶさに感じられます。こうやって自分が打ちたい方向に打てるパターを選ぶわけです。

これはジューシーの松吉宗之さんとお話をさせてもらった中で「パターは最低限の力で支えて感じる」と聞いたのを面白いと思って以来取り入れていることです。どれくらい軟らかく持つかというと、ほぼパターのグリップ部分を手に乗せるだけ。そもそもパターにはライ角があって、ソールすれば手に寄りかかりますから、そうなったパターに両手の指を添えるのみです。