短く持ってヒールを浮かせればヒッカケない。グリーン左サイド・左足上がりのアプローチ

グリーン周りの難しいライからボギーオンを成功させるアプローチのヒント(3)

2024/09/06 ゴルフサプリ編集部



グリーンを狙ったボールがグリーン左サイド、左足上がりの傾斜に止まった。グリーン左サイド寄りに立っているピンまでは15ヤード、ライは左足上がりだ。ピンに向かって構えると、ツマ先上がりも加わって複合の傾斜になってしまう。だが高橋良明プロは「難しく考えるとミスします。アプローチはいかに簡単に打てるかを考えましょう」というが? どんな打ち方が正解なのだろうか。
写真/相田克己

グリーン左サイドのツマ先上がりからのアプローチ。だが、ピンがグリーン左サイド寄りなので、ピンに向かって打とうとするとツマ先上がりも加わった複合の傾斜になってしまう。

こうしたライでありがちなミスはボールを浮かせようとして、インパクトする前から体が起き上がってしまうことです。ボールがグリーンよりも低い位置にあると「浮かせなきゃ」と考えてしまうのは仕方のないことですが、左足上がりでは傾斜に合わせて構えた時点で、ロフトが増えた状態になるので、ロフトが十分な高さを出してくれます。ですから、ここでは「浮かせなきゃ」ということは考えないようにしましょう。

また、ボールに体を近づけようとしてハンドダウンするのもいけません。ヘッドが抜けていくイメージが湧きませんし、ヘッドの通り道がないので、ボールにヘッドをアプローチさせる過程で無意識に体が起き上がって手前を叩くかトップしてしまうでしょう。うまく当たったとしても、左に引っかけてしまうことでしょう。