50ヤードのアプローチは、まず距離を2等分してどう攻めるかを考える【中井学】
残り50ヤード攻略のコツを中井学が解説(1)
ボールのライによって、グリーンの面がどのくらい使えるかをイメージすることが大事
中井学が残り50ヤードの攻略のコツ、状況別の打ち方を解説するシリーズの第1回目。打ち方のレッスンの前に、ピンをどう攻めるかの基本的な考え方をおさらいしておこう。これを頭に叩き込んでおけば、状況判断ミスも距離感のミスも減らせる。
GOLF TODAY本誌 No.627/36ページより
50ヤード先のピンをどう攻めるか。そこで最初に考えていただきたいのは、50ヤードを半分に分けて「25ヤード+25ヤード」とすると、半分の位置がグリーンの外なのかグリーン上なのか、あるいはグリーン面がどのくらい使えるか、といったことです。
今は大きなグリーンが多いですから、イラストCのようにちょうど半分の位置がグリーン上のこともよくあります。この場合はグリーンの面が広く使えますから比較的やさしく打てます。
ただし、Aのようにピンが手前側でグリーンの面があまり使えない状況ほど、アプローチの難度が高まります。プロたちはサンドウェッジでピンの手前に落としますが、スピンがあまりかけられないアマチュアの方々は7番アイアンなどで手前から低くコロがすのが確率が高いと言えるでしょう。