転がりを変えるならヘッド重量、振り心地ならシャフト重量。パターの『重量チューニング』を解説
オグさんがお答えします!
ストロークの安定、転がりの向上などなど、パターの重さを変えることでパッティングにどんな好影響が得られるかをクラブフィッターでクラフトマンのおぐさんこと小倉勇人氏が解説。
写真/ゴルフサプリ編集部
オグさんです。今回は、パターのチューニングがテーマです。「昔から大事に使っているパターなんだけど、最近距離感が合わない。何か良いチューニング方法はない?」とご相談がありました。詳しく聞くと、特に速いグリーンで距離感が合わないそうです。使用しているパターを見せてもらうと、年季の入ったブレード型で、現代のパターと比べると軽量なモデルでした。そこでヘッドのソールに鉛を貼り、ヘッドの重量を重くしてお渡ししたところ、距離感が出しやすくなったと喜んでいただけました。
パターの重量調整は昔からあるチューニングで、ヘッドに鉛を貼るのは、昔からあるポピュラーかつシンプルなチューニング方法です。簡単に貼ることができますし、剥がせばすぐに元に戻すことができます。最近では、脱着式のウェートを搭載し、そのウェートを交換することで、重量を調整することができるモデルもありますね。
パターは、重量で振り心地やボールの転がりが結構変わります。最近では、パターのどこを重くするのかによってさらに細かくチューニングすることができるようになりました。今回は、そんなパターのウェートチューニングの一部をご紹介しましょう。