競技ゴルフを始めるなら覚えておいて!「ルールを教えてもらうことはルール違反にはなりません」
スコア「90」を切ったら必ず覚えておきたルール/バンカー、ペナルティーエリア、グリーン編
「スコア「90」を切ったら必ず覚えておきたルール」の第2弾。今回は、バンカー、ペナルティーエリア、グリーンでの「知っておきたいルール」を紹介します。競技会で「あの人、大丈夫?」と言われないに、また、仲間内のゴルフでは「さすが80台で回る人は、ルールにも詳しい」と尊敬の眼差しを持って見られるように、これだけは覚えておきましょう。
「バンカー」
バンカーで迷うのは、石、枯れ葉、木の枝、動物のフンなどのルースインペディメントの扱いです。2019年のルール改正で、ジェネラルエリア同様、バンカーでもルースインペディメントは無罰で取り除くことができるようになったのはご存じの方も多いはず。
厄介なのは、ルースインペディメントを取り除くとボールが動いてしまいそうなとき。この場合、ボールが動いてしまうと1打罰になります。「ちょっとやばいかも」と思ったときは、そのまま打つしかないのです。
「ペナルティーエリア」
ペナルティーエリアには、イエローペナルティーエリア(同黄杭、黄線)とレッドペナルティーエリア(赤杭、赤線で表示)の2つがあります。
イエローペナルティーエリアに入ったときの対処法は3つ。1つ目は、そのまま打つ。これは無罰です。ソールもOKです。2つ目は、元の位置に戻って打ち直す。これは1打罰になります。そして3つ目は、ボールがペナルティーエリアを横切った地点とピン(ホール)を結んだ後方線上の左右1クラブ内の場所にドロップする方法。簡単にいえば、後ろに下がって打つ方法で、トーナメントではこの救済処置を利用する選手が多いようです。これに関しても1打罰となります。
一方、レッドペナルティーエリアの場合、イエローペナルティーエリアの救済措置は全て使えるほか、もう1つ救済処置が設けられています。その救済処置とは、赤杭(赤線)を横切ったところからホールに近づかない2クラブレングス以内の箇所に1打罰でドロップできるというものです。例えば、コースの左サイドに池があり、フックしたボールが池に入った場合、ペナルティーエリアを横切ったところから2クラブレングス以内にドロップできるということです。
2つのペナルティエリアの違いをしっかり覚えておきましょう。