ゴルフ雑誌が、思いついても実行できない“実験試打企画”とは?

戸川景の重箱の隅、つつかせていただきます|第51回

2024/10/11 ゴルフトゥデイ 編集部



スイング、ゴルフギア、ルールなどなど…。ゴルフに関わるすべての事柄の“重箱の隅”をゴルフライター・戸川景が、独自の目線でつつかせていただくコラムです。
Text by Hikaru Togawa Illustration by リサオ
GOLF TODAY本誌 No.629/74ページより

だが、抜け道もある。試用者を限定すれば、商品のパフォーマンスも変わる。ありがたいことにゴルフのギアは“遊び道具”なので、その対象範囲が広い。テスターやフィールドを変えることで、それぞれの場での優位性が変わることを示せれば、それは読者にも有効性が高い企画となる。

「飛距離ナンバーワン」「スピン性能ナンバーワン」といった企画は、この形で扱われるのが妥当で、とことんまで突き詰める必要はない。その先は、読者自身に委ねる。実際、道具は個人の扱い方でどうしても異なるものだから、あくまでガイドラインを示すだけになるのは当然と言えるだろう。