“カチャカチャ”し過ぎは不調のもと!角度を調整した効果はコースでじっくり確認が吉
石井良介のゴルフ・すべらない話:第45回
ロフト角などを手軽に調整できる、通称“カチャカチャ(角度調整機構)”。とてもメリットのある機構だが、上手に扱うには注意も必要だと言う石井良介。さて、それはどういうことなのか? 話を聞いてみよう。
まず、ラウンド中にドライバーのカチャカチャをやるのはルール違反です! と言ってしまったら、この話は続かないのでルールはひとまず置いておき、プライベートのラウンドでカチャカチャするのはいいと思います。
カチャカチャすることで純粋に変わるのはロフト角ですが、それ以外にも変わるところがあります。例えばクラブの見え方。どのメーカーさんのドライバーでも、ロフトを減らせばヘッドが右を向く傾向がありますし、増やせば若干左を向くのはどうしようもないこと。もちろんそうなりづらいようにメーカーさんは作っていますが、少なからずロフトを変えるとフェースの向きは変わります。
加えて、僕は重心位置というか、物体そのものの存在する場所も変わると思っています。そうなると動きも変わります。変えたことで以前よりダメになる人もいれば、良くなる人もいますが、こればかりは試さないとわかりません。そもそも、調子が良ければカチャカチャしません。上手くいかないからカチャカチャするわけで、それはぜひ試してみていただいて「こうしたらこうなった」という結果を得るのは必要なことだと思います。