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“カチャカチャ”し過ぎは不調のもと!角度を調整した効果はコースでじっくり確認が吉

石井良介のゴルフ・すべらない話:第45回

2024/10/09 ゴルフサプリ編集部

ロフト角などを手軽に調整できる、通称“カチャカチャ(角度調整機構)”。とてもメリットのある機構だが、上手に扱うには注意も必要だと言う石井良介。さて、それはどういうことなのか? 話を聞いてみよう。

カチャカチャして変わるのはロフト角だけじゃない?

まず、ラウンド中にドライバーのカチャカチャをやるのはルール違反です! と言ってしまったら、この話は続かないのでルールはひとまず置いておき、プライベートのラウンドでカチャカチャするのはいいと思います。

カチャカチャすることで純粋に変わるのはロフト角ですが、それ以外にも変わるところがあります。例えばクラブの見え方。どのメーカーさんのドライバーでも、ロフトを減らせばヘッドが右を向く傾向がありますし、増やせば若干左を向くのはどうしようもないこと。もちろんそうなりづらいようにメーカーさんは作っていますが、少なからずロフトを変えるとフェースの向きは変わります。

加えて、僕は重心位置というか、物体そのものの存在する場所も変わると思っています。そうなると動きも変わります。変えたことで以前よりダメになる人もいれば、良くなる人もいますが、こればかりは試さないとわかりません。そもそも、調子が良ければカチャカチャしません。上手くいかないからカチャカチャするわけで、それはぜひ試してみていただいて「こうしたらこうなった」という結果を得るのは必要なことだと思います。

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何かを変えると、当然スイングに影響が出ます。人の体はデリケート、どんな人でもクラブの変化を感じていますからね。気をつけていただきたいのは、そうなった時に、元に戻そうとしても戻らない時があることです。好奇心や冒険心、あるいはなんとなく変えることも否定はしませんが、いろいろなことが変わって元に戻らない可能性があることは知っておくべき。安定しているものに変化を与えるというのは、そういうこと。一石を投じれば波紋が出ます。

また、カチャカチャやるにしても練習場とコースでは違います。練習で良くてもコースではダメなことがよくある。僕も散々試打をやりまくっていますが「これいいな。欲しいな」と思ったものについては、絶対にコースで打ちます。最終的にはラウンドでどんなリアクションをするか見ることが決め手になります。練習場で良くても本番で良い結果が出ないクラブはいっぱいあります。カチャカチャも同じというわけです。一発打ってダメだからすぐ元に戻すのも考えもの。まあ、明確な意図があっての変更なら、そうはならないと思いますが。

練習場とコースのギャップが生じる原因としては、練習場ではいくらでも自分を合わせることができますが、ラウンドだと素が出て合わせることができないからだと思います。本当の自分が出るのでごまかしがきかない。初めてのデートでは猫を被れますが、長く付き合っていくとそういうわけにはいかないってこと。そんな気がします。

石井良介

石井良介
いしい・りょうすけ。1981年生まれ。『令和の試打職人』として各種メディアに引っ張りだこの人気解説者。PGAティーチングプロA級。You tube「試打ラボしだるTV」が人気。早くからトラックマンを活用したレッスンを開始。高い経験値と分析力で正しいスイング、正しいギアへと導く指導と的確な試打インプレッションに定評がある。

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