ヘッドスピードが1時間で2m/sも上がるなんて信じられない！！試打職人として知られるHS50m/sの石井良介もそう思っていた。だが、米国産の最新ヘッドスピードアップトレーニングはひと味違っていた！一体どんな方法が用いられているのだろう？ 石井良介のヘッドスピードアップ体験レポート第1弾！
協力／マック3（マックスリー）・ゴルフスピードトレーニングプログラム

マック3（マックスリー）・ゴルフスピードトレーニングプログラムという、アメリカ発のクラブスピードを上げるトレーニングを6月後半からはじめています。当初は「トレーニングすれば、その場でクラブスピードが上がる」みたいな触れ込みだったので、正直、ちょっと疑ってかかっていたのですが、コーチ仲間に勧められるまま体験してみました。初体験だし、疑心暗鬼だったこともあり、どうせ体験するんだから、これ以上速く振れないくらいマン振りして本当に上がるのか見てやろう、という気持ちで臨みました。

ところがどっこい、これが見事に返り討ちにあってしまいました。トレーニング前は約50m/sだったヘッドスピードが終了後には、あっけなく上がって51m/s超え。飛距離にして6ヤード以上も伸びたんです。「こんなにムキになって振ったスイングよりも速くなるんだからこれはすごい！」とシビレちゃいました。

驚くのは筋トレをしたわけではないこと。もちろんトレーニングですから体に相当の負荷がかかります。でも、クラブスピードを上げるとなると「体を鍛えなきゃいけないからジムに行ってベンチプレスやスクワットをやりましょう」みたいな発想にしかならないんですが、そうじゃく、よりゴルフスイングに近い動作を取り入れたトレーニングをすることで、スイング中にどう動けばいいかを教えてくれるんです。

簡単に言うと、動作の方向や運動の仕組みを変えながらスイングを効率化する、とでもなるでしょうか。「体はこう使うといいよ、こういう方向に動くんだよ」というように、トレーニングメニューを通じで体に刺激を与えてあげるのが目的で、そうすることで急にクラブスピードが上がって速く振れるようになります。