束縛しすぎじゃない? ゴルフクラブに自由がなくなるとゴルフスイングはどんどんぎこちなくなる【吉本舞がレッスン】

吉本舞がコーチ スコアメイクの万能クラブFW&UTの使いこなしテク教えちゃいます! VOL.6

2024/10/29 ゴルフトゥデイ 編集部



ボールがうまく当たらない。調子が悪くてスイングがわからない。FWやUTもそんな悩みがつきものだ。「悩んだときはボールを打つよりも素振りを多くやったほうが、いい感じをすぐに思い出せますよ」と吉本舞コーチ。どんな素振りをしたらいいの?

GOLF TODAY本誌 No.629/110~111ページより
構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/東京ゴルフスタジオ

ナイスショットが打てないでいると、とにかくフェース面をボールにきちんと当てることばかりに意識がいくようになります。しかしそれはまったくの逆効果。

自分でクラブをコントロールしようとして、クラブの自由度を奪ってしまうとクラブはますますいうことをきいてくれなくなってしまいます。

スイングに悩んだらボールを打つのはちょっとお休みにして、ハーフスイング素振りとクラブ2本素振りの練習をしましょう。腰くらいの高さのスイングになると手首を固めて振ろうとする人が多いですが、小さいスイングでも手首をフル稼働させてヘッドスピードを上げるつもりで振るのが大切なポイント。ハーフスイングとフルスイングの動きがつながってくると、実際のスイングでもボールをしっかり叩けるようになります。

クラブ2本素振りは、クラブの重さにゆだねてスイングする感覚をマスターするのが目的です。2本ともグリップを持つと重すぎるようなら、1・5倍の重さで持ちましょう。自分でクラブを操作し、ボールに当てようと一所懸命になっている人は両手首が硬くなってクラブの重さが使えていません。クラブが進みたがる方向にまかせる気持ちでスイングすれば、軌道が安定しやすくなります。この感覚がとても大事ですよ。