ユーティリティとフェアウェイウッドのシャフトの重さ気にしてる? 当たらないのは『軽すぎ』が原因かも
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第165回
ユーティリティとフェアウェイウッドの純正シャフトの重さは軽すぎるのではないか? というゴルフライターT島氏。大蔵ゴルフスタジオのクラブフィッター・金子氏と純正シャフトの重さについて語り合います。
先日、この連載記事を読んだお客様から『純正シャフトはダメって、T島さんが言っていたんだけど?』と言われました。
えー!? そんなこと言ったっけ? でも、誤解させるような言い回しがあったのかな。純正シャフトがダメってことじゃないんですよ〜。
はい。純正シャフト自体がダメと言っているわけじゃないと、説明させていただきました。
ありがとう。では、今回は純正シャフトをテーマにお話ししましょうか。まず、純正シャフトって、主にコストにおける制約が多いです。
でも、コストをかけている=性能が良い、というわけじゃないですよね。
そうだね。コストの制約があるにせよ、純正シャフトがヘッドの性能を活かすために考えられたシャフトであることには間違いありません。
ひとつのヘッドに特化した性格のシャフトが純正シャフトというわけですから、利点もあるんですよね。
そうです。また、できるだけ幅広いゴルファーにマッチするような性格のシャフトになっています。ですから、カスタムシャフトのように、ある特定のゴルファーのためのシャフトはなっていません。
そうですね。純正シャフトにはあまり尖った性格のシャフトが装着されていません。誰にでもそこそこマッチするというか。
そう。誰でもそこそこ打ちやすいというのが純正シャフトです。もちろん、ある人には“ベストマッチ”することもあります。
純正シャフトにクセのない中調子のシャフトが多いのは、そのせいですね。
クセがあったら幅広い人にマッチしないもんね。