ゴルフクラブのヘッドとシャフトに相性があるって本当!?  今どきのヘッドにマッチするシャフトとは?

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第42回

2024/11/14 ゴルフサプリ編集部



「同じタイプのヘッドとシャフトを組み合わせたほうがミスを減らせるんじゃないの」「違うタイプのヘッドとシャフトをセットしたほうがバランスが良さそう」「ヘッドとシャフトの“黄金比(スペック)”があるんだって」――。そんなギア論が飛び交っている。カリスマフィッターの鹿又さん、この辺りを交通整理してもらえませんか?

シンプルに「ヘッドとシャフトの相性はあるのか? ないのか?」というテーマで考えると、基本的にはあります。ただ、今どきのヘッド開発の方向性というのは寛容性を高めるほうに向いていて、良いところで打ったときと打点がブレたときの差が少ないヘッドが多いので「差が起こりにくい」という背景があります。

もう一つの背景としては、ヘッドの慣性モーメントが大きくなってきたので、全体的にシャフトのチップ剛性が高くなる傾向にあります。つまり、シャフトの先側がしっかりしているということです。ヘッドをコントロールしやすくするために、チップ剛性が高くなってきました。そういう流れがあって「先調子」と言われるシャフトが減っている現状があります。

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