ランを使って寄せたいアプローチは右手の甲が下を向くように使う【中井学の寄せ】
残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツを中井学がレッスン(10)
アプローチは肩、手首、脚の3つの部位のコラボで成り立っています。その一つ一つを見ていくシリーズの第2弾として、今回は手首の使い方をクローズアップします。
リストワークを使ったアプローチは難易度が高いですが、多くのプロが取り入れています。それは、その方が寄せやすいことがあるから。どんなケースかというと、スピンをかけたくない、すなわちランを使って寄せたい時です。
もちろんスピンが全くかからないわけではありません。現実に則して言うなら、スピンをかけつつランも出す。グリーンに落とし、グリーン面を多く使って転がして寄せたい状況で役立つのです。
「手首を使う=コック」と考える方が多いと思いますが、コックを使うとシャットフェースになりやすいので手首をタテに折る動きは控えめ。バックスイングでは左手の甲が正面に向くように手首を使います。