「頭をしっかり残して」の本当の意味は「打ったら頭は回していい」です【飛ばしてナンボ】

ゴルフコーチ・小池正次がわかりやすくレッスン|月1〜2回の練習で飛距離を伸ばす! VOL.11

2024/11/25 ゴルフサプリ編集部



飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がレクチャーする「すぐに飛ばせるようになるコツ」シリーズ。第11回はインパクトからフォロースルーにかけての飛ばしのポイントを解説する。「ボールを見て打つことは大事ですが、見過ぎるのは逆効果ですよ」と小池。コレって何か矛盾していない!?

構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/丸山ゴルフセンター

ボールが飛ばないし、曲がってばかり。そんな悩みが尽きないゴルファーはとにかくボールにちゃんと当てようとして、顔がずっと下を向いたままのスイングになってしまいがちです。

つまり、ボールの見過ぎはよくないということです。「顔や頭をしっかり残して打ちましょう」といった教えもありますが、ボールがあった場所をインパクト後も見続けていては、肩や腰の回転不足を引き起こします。そうなるとクラブヘッドで大きな円弧を描くようなスイングができず、飛距離が伸びません。

インパクトで頭が下がるヘッドダウンやフォロースルーで左ヒジが引けるなどのミスも生じやすく、ミート率を低下させてしまう原因となります。

インパクトからフォロースルーにかけて下を向いたままのスイングになっている人は、バックスイングでもボールをよく見ようとして顔を下に向けているケースがほとんどです。

「ボールをしっかり見なくちゃ!」という気持ちを一度捨ててみてください。そしてバックスイングで顔を右に向けながら肩を回し、インパクト以降でも顔を左に向けながら肩を回しましょう。

首と一緒に顔を左右に回しても、スイング軸となる首のツケ根と背骨の位置が変わらなければOKです。