ヘッドスピード40m/sでも「硬めのシャフト」を挿すとミート率が上がって飛ぶ人もいる

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第44回

2024/11/28 ゴルフサプリ編集部



メーカーもモデルもスペックも増えて、バリエーションが広がった今どきのシャフト。選択肢が多くなった一方で、その中からベストな1本を見つけるのは、干し草の山から針を探すような気の遠いことに感じてしまう。カリスマフィッターの鹿又さんは、シャフト選びのポイントをこう述べる。

前回はフレックスや振動数、キックポイントといったスペックだけで、そのシャフトの特性や挙動を見極めることは難しい、というお話をしました。そういう背景がある中で、どんなことに気をつけてシャフトを探せばいいのか? についてボクの考えを述べましょう。
シャフトを替えるきっかけって、主眼としては「振りやすくするのか」か「弾道の変化を起こすのか」のどちらかしかないと思うんです。あくまでもいま使っているシャフトをベースにして「今よりもこうしたい」と考えるか、新しいクラブを購入したときに「そのヘッドを上手く使いこなすには、どのシャフトがいいか」というふうに、できるだけ“サラ”の状態で、フラットな感覚でクラブを探していくことが大事になります。