【ゴルフクラブのバランス】揃えたからといって“振り感”が揃うわけでもない? 迷ったらプロにおまかせが一番
ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第169回
ゴルフクラブのシャフトに貼ってあるシールにD1やC9といった表記があるのを見たことがあるだろうか。ゴルフクラブのバランスを示すものだが、一般的には揃えたほうが良いとされている。だが、そこにこだわりすぎるのもあまりよろしくないのでは? とゴルフライターのT島氏。ゴルフクラブのバランスについて大蔵ゴルフスタジオの金子フィッターと話し合います。
今回はゴルフクラブのバランス、スイングウェイトの話です。
T島さんはバランスをあまり気にしていませんよね。
金子フィッターにおまかせしておけば間違いないんで(笑)。でも、ギア好きゴルファーの中には、めちゃめちゃバランスにこだわる方がけっこう多いの気がします。
そうですね。T島さんみたいにどうでもいい、と言う人は少ないですよ。まあ、実際のところ、たとえばすべての番手をD1に揃えたからといって、振り心地が揃うわけではありません。
今のゴルフクラブはすごい多様化しているので、昔とは違うと思うのですよ。
昔はドライバーもスチールシャフトだったし、シャフトの種類、重さ、硬さのバリエーションが少なかったですものね。今は、グリップのバリエーションも多くて、重量も豊富に選べます。
パーシモンの頃からヘッドの重さというのは、ほとんど変わっていないよね。ヘッドの重さは、今も昔もシャフトが短くなると重くなる。昔はシャフト、グリップの重さが変わらなければ、バランス計を使って揃えていくと、何となく振り心地、振り感が合っていたよね。
今はシャフトが30gから120g、グリップも30gから70gとかあります。でも、計測器、つまりバランス計は変わらないわけです。
だから、バランス揃えるために極端にグリップを軽くしたり、ヘッドに鉛をベッタリ貼ったりしないほうが良いと思うのだよ。