アマチュアにとって難しいホールはパー3って本当!? ラウンド前日から距離くらいは調べておくべき理由とは?

石井良介のゴルフ・すべらない話:第55回

2024/12/18 ゴルフサプリ編集部



アマチュアゴルファーにもパーが取りやすいホールといえば? そう聞かれたら多くのゴルファーが「パー3でしょ」と答えるはず。だが、石井良介は「パー3はすごく難しいと同時に、スコアを左右するくらい影響力のあるホールです」と言う。その理由とは?

パー3はいろいろな意味で鍵を握っているホールです。アマチュアゴルファーの多くはやさしいと考えていると思いますが、実は逆ですごく難しい。池に入ったら即ボギー、というように、簡単にボギーやダボになってしまうからです。リカバリーできるチャンスがたくさんあるパー5に比べるとはるかに難しく、その日のスコアを左右するくらい影響力のあるホールだと僕は考えています。

ですから、準備はできるかぎり入念にする。ラウンド前にはパー3の距離を調べたりしますし、長いパー3があるゴルフ場なら、距離に合わせて普段使っているアイアンを抜いてユーティリティに入れ替えるなどの対策をとります。スタート前の練習でパー3の距離を打っておくこともよくあります。

パー3の出来不出来は、その日の調子のバロメーターにもなります。ワンオンできている日はショットの調子がいいわけで、当然パー3以外のホールのスコアもいいことが多いはずです。

逆にパー3でスコアを崩している時はショットの調子がかなり悪い。なぜならパー3は自分の好きな場所からティアップして打てる。にもかかわらず狙ったところに打てていないのですから明らかに調子はよろしくない。それでも寄せワンでパーが取れていれば、アプローチで何とか凌げていることもわかります。