フェアウェイウッドが飛ばない人は「体の回転」を意識しすぎ! 飛ばしたいなら腕を振らなきゃ!勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.49
フェアウェイウッドが番手通りの飛距離が出ないと悩むゴルファーは多い。その原因のひとつに、体の回転を意識しすぎて腕が振れていないということがあると、JLPGAティーチングプロ・勝又優美は言う。どうしたら体の回転と腕の振りを同調させて、番手通りの飛距離を出せるようになるのか? 詳しくレッスンしてもらおう。
アマチュアゴルファーに多いフェアウェイウッド(以下FW)のお悩みを解決するシリーズの3回目は、ゴルフ歴13年のBさん(43歳)のケースを紹介します。Bさんの平均スコアは90台後半。FWは3番と5番を入れていますが、どちらも飛ばず、ユーティリティの方が飛ぶことも多いということ。とはいえ、使っているUTでは180~200ヤードはカバーできないので、FWが当たるようになりたいということでした。
スイングについてお聞きすると「飛ばしたいと思って、よく言われる下半身リードを意識しています。特に切り返し以降は腰を切るイメージで打っているんですけど飛ばないんです」とBさん。打っていただくと、なるほどダウンスイングで腰を回す意識が見てとれました。
ただ、腰を回す意識が強すぎるせいか腕がかなり遅れていました。体があまりに先に回ってしまうので、ヘッドが遅れてはいけないとばかりにリリースも早くなっていました。Bさんのスイングがノーコック気味なのも手伝って、ダウンスイングでタメが作れずアーリーリリースを誘発していたのです。