アプローチとショットに違いはあるの? 「下手投げでピンに届くイメージ」ならアプローチ【中井学のアプローチ】
残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツを中井学がレッスン(16)
アプローチとショットに違いはあるのかな? そんな素朴な疑問を抱いたことはないだろうか。その違いがわかるとアプローチは上達する、そんな気がするのだが…この疑問を解消するため、中井学にわかりやすく解説してもらおう。
写真/相田克己 協力/こだまゴルフクラブ
新年あけましておめでとうございます。今年もできる限り、みなさんの役に立つ情報をたくさん発信していきますので、よろしくおねがいします。
さて、今回は読者の方からいだいた質問にお答えしたいと思います。質問の要点は「どこまでがショットで、どこからがアプローチなのか?」です。いただいた方によると、半端な距離になった時にイメージ出しや打ち方が決まらないまま打ってショートやオーバーを繰り返してしまうそうです。
そもそもアプローチとはアプローチショットの略なので、アプローチもショットの部類なのですが、私もアマチュア時代に迷ったことがあるので、ご質問の意味はよくわかります。そこで私がとった方法を紹介したいと思います。
まずは、ボールを飛ばすのがスイング、飛ばさないのがアプローチ、という線引きをしました。次に打ち方を客観的に見て、手首を稼働させずに打つ(=コックやローテーションが入らない)のをアプローチと位置付けました。これはパットと同じ打ち方で、リストは使わず肩を縦に動かして打つイメージです。外見上コックが入っているように見えてもそれは惰性で、あくまで自分の感覚を優先します。