ユーティリティでチョロが頻発する理由は体の回しすぎ? 『ガニ股アドレス』で上下の捻転差を作ろう!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】

JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.52

2025/01/14 ゴルフサプリ編集部



3回にわたって紹介してきたユーティリティ(以下UT)に関するお悩み。最終回となる今回のテーマは、アベレージゴルファーの方に多いチョロのお悩みです。JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決します!

ゴルフ歴9年でアベレージ95のSさん(49歳)は、24度のUTでチョロが頻発していました。Sさん曰く「ラフはもちろん、フェアウェイのいいライでもチョロが出ます。逆にライがいいほど出るような気がして、本当はやさしいUTなのに、使うのが怖くなっています」とのこと。トップならまだしも、チョロは飛ばないので怖くなる気持ちもわかります。

チョロが出る一番の原因は体の過回転。バックスイングで体が回り過ぎるパターンです。Sさんのスイングもその典型で、バックスイングでオーバーターンになっていました。オーバーターンとは、上体と腰が一緒に回ってしまい、上下の捻転差ができていない状態です。

オーバーターンになると腕もクラブも大きく動き、右足体重になりやすい。ダウンスイングでも右体重になって体を戻しきれません。インパクトで腰がクローズ気味になり、右体重で体が伸び上がることも手伝ってボールの頭を叩いてチョロになるのです。