日本人選手はどうだった?「ソニーオープン」を深掘りして見えた、PGAツアーの過酷さ
久常涼はPGAツアーの「先輩」らしく予選通過。日本人選手のおかれる環境は?(写真は2025年ソニーオープン 撮影/Getty Images)
アメリカPGAツアー「ソニーオープン」最終日(12日=日本時間13日) は通算16アンダーでニック・テイラーがニコ・エチャバリアとの2ホールのプレーオフを制して通算5勝目を挙げた。日本勢は前週の開幕戦Vの松山英樹の11アンダー、16位が最高順位で、第2ラウンドのホールアウト時点で首位に立った平田憲聖が10アンダーの21位で続いた。今年からPGAツアーのメンバーとなった金谷拓実、星野陸也と大西魁斗はいずれも予選落ち。さらに今大会への「出場資格」をチェックすると、過酷な現実が見えた。
晴れて今シーズンからPGAツアーの「メンバー」となった3人の資格を再確認すると、
星野は欧州(DP)ツアーでPGAツアーの出場資格を持たない選手トップ10。
大西は下部コーンフェリーツアーでトップ30。
金谷はQスクール(最終予選会)5位以内、となっています。
松山が35アンダーのツアー新記録で優勝した先週の「セントリー」は、昨シーズンのポイントランキングトップ50や優勝した選手などしか出られない「シグニチャーイベント」でした。
「ソニーオープン」は「レギュラーイベント」の今シーズン初戦なので、2年目となる久常涼と合わせていよいよ揃い踏み、と思った方も多かったと思います。